HTML図解 / html-diagram-explainerを解剖

「骨格コピー工場」というスキルの中身

html-diagram-explainer は、「◯◯をHTML図解で」の一言から、白背景・1ファイル完結のHTML図解を、機械検査つきで作り出すスキル。この図解は、そのスキル自身が「どう動くか」「1回の依頼で何が生まれるか」を丸裸にする——つまりこの図解自身が、このスキルの成果物の実例でもある。

作成日: 2026-07-27 読者: スキルの中身を知りたい人 読了目安: 6分
design-skeleton.html 承認済みの見た目 「◯◯をHTML図解で」 依頼は一言だけ scaffold + AI + preflight diagram.html source-map.md prompt.md preflight FAIL 0 で合格

0この図の読み方

核心を見る

なぜ毎回同じ品質で仕上がるのか、一行の理由をつかむ。

木を見る

スキル自身のフォルダと、1回の依頼が生む出力を見る。

流れを見る

P0〜P5、依頼から完成まで誰が何をするかを見る。

時間を見る

実際の依頼1件が、何時何分にどう動いたかを見る。

注意を見る

壊しやすいポイントとFAQで事故を避ける。

1先に結論: 仕組みの要点は5つ

1 入口と実行正本を分けている

SKILL.mdはトリガー語(起動条件)だけを持つ入口。実際の手順はMASTER_PROMPT.mdのP0〜P5に一本化されている。

2 デザインは書かせず、コピーさせる

承認済みの見た目(assets/design-skeleton.html)をscaffold(作業フォルダを自動で建てるスクリプト)が複製。AIは中身の文章とSVGだけ差し替える。

3 決定的な処理はスクリプトに逃がす

骨格複製とpreflight(納品前の自動点検)は気分に左右されないPython処理。AIの判断は「読む・選ぶ・書く」だけに絞る。

4 出力は毎回同じ3点セット

diagram.html/source-map.md/prompt.mdが1つの案件フォルダに揃う。既存フォルダには上書きしない安全設計。

5 納品ゲートは「FAIL 0」

外部参照・トークン改変・必須ブロック欠落を機械検査。1件でもFAILが残る図解は「完成」と報告できない。

2このスキルが無い場合 / ある場合

無い場合: その都度AIにお願いする

「いい感じの図解HTMLを」と頼むたびにAIがCSSを再発明するので、余白・色・情報量が回ごとに違い、当たり外れが出る。

スキル無しの依頼/
├── AIが白紙からCSSを書く 毎回ゼロから
├── 出来栄えは運まかせ 品質バラつき
└── 検査は人間の目視だけ 見落とし
スキル経由で
固定化

ある場合: html-diagram-explainer経由

scaffoldが骨格を複製し、AIは中身に集中し、preflightが検査する。誰が・何回頼んでも同じ水準になる。

スキル経由の依頼/
├── scaffold_diagram.py 骨格を複製
├── AIは中身だけ差し替え 内容に集中
├── preflight_diagram_check.py FAIL 0まで自動点検
└── 3点セットとして保存 再現・引き継ぎ可能

3スキル自身の中身と、1回の依頼が生む出力

スキル自身のフォルダ

html-diagram-explainer/ の実体

html-diagram-explainer/
├── SKILL.md 起動ポインタ(トリガー語だけ)
├── MASTER_PROMPT.md 唯一の実行正本(P0〜P5)
├── README.md 人間向け配布説明
├── AGENTS.md / GEMINI.md 他AI向け導線
├── assets/design-skeleton.html デザイン骨格(コピー元)
├── references/ 形式選定・目視QA・外部AI起動文
├── scripts/ scaffold・preflight
└── output/
    ├── archive/ 案件ごとの3点セット
    └── reusable/ 完成見本・昇格版
1回の依頼が生む出力

この図解も、まさにこの構造で出た

output/archive/2026-07-27_mechanism-and-output/
├── diagram.html 今読んでいるこのHTML自身
├── source-map.md 読んだ正本と判断理由
└── prompt.md 次回同じ図解を再現する入力

この図解は「html-diagram-explainerの仕組みを図解して」という依頼で、まさにhtml-diagram-explainer自身を使って作られている。

4P0〜P5: 依頼から完成までの6工程

P0
スクリプト

骨格生成(scaffold_diagram.py)

案件フォルダ・diagram.html(骨格のコピー)・source-map.md・prompt.md の3点セットを自動で作る。

P1
AIの判断

対象読解: 一次情報を読み、要点を10行以内に固める

図解する対象の実ファイルを実際にReadする。推測やWeb知識では埋めない。

P2
AIの判断

形式選定: パターン集から5種類以上を選ぶ

references/html-diagram-patterns.md を見て、階層ツリー・比較・タイムラインなどを組み合わせる。

P3
AIの判断

実装: 骨格の中身だけ差し替える

共通CSS・トークンは触らず、各セクションの文章とヒーローのSVGを内容に合わせて描き直す。

P4
スクリプト

機械QA(preflight_diagram_check.py)

外部参照ゼロ・トークン無改変・必須ブロック・形式数・印刷CSSを検査。FAIL 0まで自己修正(最大3周)。

P5
人間 + AI

目視確認と報告

ブラウザで開いてチェックリストを確認し、パスとpreflight結果を添えて完了報告する。

5実働タイムライン(この図解1件が生まれた実際の流れ)

上から下へ時間が流れる。オレンジ=あなた(まーく)がやること、緑=自動(スクリプト)、青=AIの判断。

PHASE A — 受付から骨格まで

担当: scaffold(スキャフォールド=作業フォルダを自動で建てる仕組み) / 所要: 数秒

依頼スタート
👨 まーく

最初の一言

「このスキルの仕組みと出力内容についてこのスキルを使ってhtmlにまとめてほしい」

対象フォルダのパスと一言だけ。読者や粒度を指定しなくても、既定値のまま最後まで進む。

直後数秒
⚙️ 自動

scaffold_diagram.py --slug mechanism-and-output

output/archive/2026-07-27_mechanism-and-output/ が建ち、骨格コピーの diagram.html と空の source-map.md / prompt.md が揃う。

PHASE B — AIが読み、中身を作る

担当: AIの判断 / 所要: 数十分

P1
🤖 AI

一次情報を実際にRead

SKILL.md / MASTER_PROMPT.md / README.md / AGENTS.md / references/3本 / scripts/2本 / 過去の成果物2件を読み、要点10行以内に固める。推測やWeb知識では埋めない。

P2〜P3
🤖 AI

形式を選び、12セクションの中身を差し替える

ガイド・要点・比較・ツリー・フロー・タイムライン・スイムレーン・循環・マトリクスなど、この図解に必要な形を選び、ヒーローのSVGも描き直す。

PHASE C — 点検と納品

担当: preflight(プリフライト=納品前の自動点検) + AI / 所要: 数分

P4×最大3周
⚙️ 自動

preflight_diagram_check.py --require-tree --require-timeline

外部参照・トークン改変・必須ブロック欠落・ツリー欠落・タイムライン欠落を検査。FAILが出たらAIが直して再検査。

🚪
人間ゲート — まーくが止まる唯一の場所

見せられるもの: ブラウザで開ける完成図解+preflight結果 / やること: 見て一言返すだけ(OKか、直してほしい点)

↺ 工場のループ: ここでの指摘は骨格・チェックリスト・MASTER_PROMPT.mdに蓄積される。だから次の1件から全AIが自動で守り、作るたびに速く・強くなる
1回

最初の一言
「html化してほしい」

1回

完成品を見て一言返す

6工程

P0〜P5(scaffold→読解→選定→実装→QA→報告)

2種

自動処理(scaffold・preflight)

6誰が何をするか(分担レーン)

人間
(まーく)
「◯◯をHTML図解で」と一言依頼する
ブラウザで見て、良し悪しを一言返す
AI
SKILL.md→MASTER_PROMPT.mdを読み、対象を読解
形式を5種類以上選ぶ
骨格の中身とSVGを差し替える
指摘を骨格・正本へ還流する
スクリプト
scaffold_diagram.pyで作業フォルダと骨格を生成
preflight_diagram_check.pyで機械検査(FAIL 0が合格)

7作るたびに良くなる循環

入口

依頼は一言でいい

「◯◯をHTML図解で」だけで、骨格・保存先・検査項目はすべてスキル側が既定値を持っている。

html-diagram
-explainer
依頼
骨格
複製
中身
差し替え
機械
検査
指摘を
還流
出口

指摘は正本に蓄積

「ここが惜しい」はdesign-skeleton.htmlpreflight_diagram_check.pyMASTER_PROMPT.mdのいずれかに反映され、次回から全AIが自動で守る。

8骨格は1系統だけ(structure型 vs flow型)

観点
structure型(既定)
flow型(レガシー)
使い所
コピー元
assets/design-skeleton.html
output/reusable/flow-timeline-...html
迷ったら省略(=structure)
判定マーカー
OD-TOKENS v1 START
タイムライン×ボール所在型
preflightが自動判別
向いている内容
構造・比較・提案・流れ全般
純粋なタイムライン単体
オーナーの明示指定時だけ

9preflightは何を機械でカバーするか(目安)

外部参照ゼロ・トークン一致の検査
100%
必須ブロック・形式数の検査
100%
人間の目視(はみ出し・詰まり・色の偏り)に残る割合
20%

preflightは機械で検査できる項目(構文・外部参照・トークン一致など)を担当し、目視QAは「読みやすいか」の最後の20%だけに絞られている。数値は目安。

10よくある事故 3つ

SKILL.mdだけ読んで進めてしまう

SKILL.mdは起動の合図にすぎない。実際の手順は必ずMASTER_PROMPT.mdのP0〜P5を読んでから動く。

骨格を使わず、トークンや共通CSSを書き換える

「簡単だから」と白紙から書いたり、色・影の正本を触ると、preflightがトークン不一致でFAILにする。

preflightのFAILを残したまま納品する

目視だけだと外部参照・印刷崩れ・ブロック欠落を見落とす。FAIL 0とTEMPLATE→FILLEDの切り替えまでが制作。

11よくある質問

なぜscaffoldとpreflightをAIにやらせず、スクリプトにしている?

骨格の複製やトークン一致チェックのような「毎回同じ手順」はAIの解釈でブレやすい。決定的な処理はスクリプトに固定し、AIは文章とSVGの判断だけに集中させている。

design-skeleton.html は書き換えていい?

基本禁止。オーナー(まーく)のデザイン指摘を恒久的に反映すると決めた時だけ、旧版を退避してから書き換える。

この図解自体は、次はどう扱われる?

output/archive/2026-07-27_mechanism-and-output/に保存済み。「これが正解」と言われたらoutput/reusable/へコピーして完成見本に昇格する。

12今日からできる一歩

1

次に何かを図解したい時も、必ずscaffoldから始める

「◯◯をHTML図解で」と一言頼めば、scripts/scaffold_diagram.pyが骨格と3点セットを自動生成し、この図解とまったく同じ手順(P0〜P5)で完走する。

13編集しやすいポイント

  • フォルダツリー(§3): スキル自身の実フォルダが変わったら、pre.tree のここだけ書き換える
  • タイムライン(§5): 別の依頼を図解する時は、tl-quote の発話と時刻ラベルを今回の内容に差し替える
  • マトリクス(§8): structure/flow以外の骨格系統が増えたら行を追加する
  • ヒーローの絵: .hero-visual 内のSVGを案件内容に合わせて描き直す
  • 任意ブロック(meter・faq など): 合わなければ <section> ごと削除する

14更新履歴

日付変更内容理由
2026-07-27html-diagram-explainerの仕組み・出力内容の図解を作成まーくからの「このスキルの仕組みと出力内容をhtmlにまとめてほしい」という依頼に対応